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表具師について2019.05.17

こんにちは!
入江工芸社の山本です。

 

 
今回のブログはこの業界におけるお話です!

 

 
皆さんは【表具師(ひょうぐし)】という言葉を聞いた事がありますか??
岡山市内でも「〇〇表具店」という看板をちらほら目にします。

 

 
表具というのは、

 

布や紙などを張ることによって仕立てられた巻物、掛軸、屏風、襖、衝立、額、画帖など。
または、それらを仕立てること。仕立てることを表装(ひょうそう)とも称する。
※ウィキペディアより抜粋

 
しかし、もう少し色々調べてみると、

 
【経師(きょうじ)】というキーワードが出てきます。

 
元を辿り、それを大まかに言うと、、、、
お経は暗記し、代々口伝えするのが基本だったようです。
そのお経を読む人の事を経師(きょうし)といいます。

 

やがて、口伝から写経へ移り変わりました。
室町時代になるとお経以外に書物や暦、絵も扱うようになります。

 
ですので、表具師・経師の違いを厳密に言うと、

 

 

経師・・・書写した紙を連結し、巻物に仕立てる職業
表具師・・・襖、障子、屏風など平らな物を扱い、巻物は扱わない職業

 

 

のようです!

 
現在は、経師・表具師も同じ意味合いで呼ばれています。

 
そして、関東の方では経師呼びが多いようです。
なぜそうなのかは調べつくせませんでした。。。すみません。

 
また何か面白い業界話があればご紹介したいと思います!!

 
それでは次回のブログで!

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